レッビーシュリンプを10年飼ってみて分かった 今伝えたい10のこと 

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さて。

大作を書きましょ。(笑)

 




レッドビーがいる日常も10年が過ぎようとしています。

こうしている間も、心地よい音、決して耳触りじゃない音が。

ブクブクとボコボコと、無数に気泡が生まれは消えて。

 

思えば子供の頃から21歳まで。

熱帯魚ブームが自身の中では3回ありましたが。

今こうして、あたりまえに水槽のある生活をしてるのが

まあなんと言いますか、感慨深いものでもあったり。

 

昨今のエビ事情。

アジアを中心に第3次くらいのエビブームでしょうか?

最近はあまり情報を入れないので、よくわかりませんが、

レッドビーシュリンプを取り巻く渦は、今もなお活況な様子。

 

レッドビーシュリンプ ローキーズ三重

 

私が最初にエビに魅了されたあの頃。

はじめて稚エビを確認できたあの喜びは今も忘れることなく。

もう10年も前、忘れもしない、2008年11月22日。

それはそれは夢中で、日々エビを見るのが楽しくて楽しくて。

検索して出てきたエビの情報を片っ端から目を通し。

たどり着いた先は、『LOWKEYS』

最初は神戸店に出向き、それから大阪本店に伺った訳で。

あの時のエビ水槽の整然と並べられた景観と、エビの匹数に驚愕。

そんなことを色々思い出しながら。

 

レッドビー 爆殖

さてさて、そんなLOWKEYSでありますが。

これで『ローキーズ』とお読みするのですが。

意味合いは直訳すると低いキーの感じで、

淡々と楽しむ、大人の趣味みたいな感じだったかな。

 

ここの社長はとにかく奇想天外なんです。(笑)

そんな奇想天外ぶりはこちら ローキーズ大阪本店のHP

 

さて、このローキーズですが、私の主観として、

規模や、展開力、存在感と、様々な角度から公平に見て、

日本で一番有名な、レッドビーシュリンプ専門て間違いはなく。

本店の床面積、水槽本数、常時ストック数、業界ネットワークと、

紛れもなくエビ専門のモンスターショップだと言えるでしょう。

 

そして私は。

ローキーズの回し者ではありません。

ローキーズ三重の店主です。(笑)

ローキーズ三重

 

そうなんです、ローキーズは国内FC展開で、増えたり減ったりで現在約10店舗ほど。

海外FCも10店舗くらいある、こうしてる間にも社長がどっかで商談中でしょう。(笑)

 

さあさあ。

この赤と白の、日本らしさ抜群のレッドビーシュリンプ。

ハマる人はハマる。

それもとことんハマる。(笑)

赤と白の水棲生物、甲殻類、そんなエビですが。

ブームの初め、これまでのアクアの世界観はもちろん、

女性や子供の心をガッチリ掴んだ容姿と愛くるしさが人気の秘訣。

 

そしてお金にもなる。

ここ大事です。(笑)

 

お金のためだけではないのはもちろんながら。

趣味からお金になるのは、誰が見たって悪いことじゃない。

むしろ大歓迎な話であって、こんなうまい話はないと!

 

エビがお金になる。

これに嘘はなく、店舗は持たずにエビの繁殖を生業にしてる方も存在します。

エビ業界を取り巻く『ブリーダー』の皆さんですね。

 

いつぞか、エビを殖やして、買い取るみたいな、テレビの企画があったりも。

みなさん、ユニークな屋号をつけて、まさに趣味と実益を兼ねている方ばかり。

ブリードは簡単ではないです。

確立した飼育技術で、エビちゃんを増やしてるんですね。

ここには本当に頭が下がります。

 




さて気になるエビの値段の話。

売値は1匹  150円くらいから1匹数万円の種親個体なんかも。

出始めに頃は、1匹100万円とは誰もが知る有名な話。

 

ちなみに三重の買い取り価格は昔も今も、アベレージ100円と言ったところ。

グレード、柄、オスメス比率、リピート率などなど、

あれこれ考えて買い取り価格は決定しますが、最近は安定はしてるのかも。

もちろん高値で取引されるエビは上記とは別となります。

 

ブリードで儲けようとする場合。

1匹単価で夢を見たがる方が未だに多いですが、

長く見て、1匹100円を念頭に、数で勝負した方が先行き有利でしょう。

 

ローキーズ三重のHPはこちらから

レッドビーシュリンプの極意

 

三重の場合、

100匹単位で持ち込む方が多いですが、ヘビーな方は500匹とか。

個人でも10000匹以上ストックされてるツワモノもチラホラいるので、

1匹100円×10000匹なら100万円が手に入る計算になります。

 

皆、ここに夢を見て、生業とまでもいかなくとも、副業になればと

同じ志の者同士、情報交換、切磋琢磨し、爆殖を夢見てこれまでやってきたと。

一応、ショップ運営側の三重店主だって思いは同じ。

 

まあしかし。

向き不向きは何にでもあるわけで。

エビを殖やすのが上手な人、そうでない人が確実にいてます。(笑)

 

言っちゃうと、このエビ、

赤と白のレッドビーシュリンプを中心に、

他にも派生の黒やら青やら、新種もまだまだ・・・

カラフルかつキレイな種類がたくさんいるんですけど、

それらも合わせて言いますが。

 

このエビちゃん。

飼うのが少し難しいんです・・・(笑)

 

とは言っても、普通に飼うのは誰でも飼えるものの。

魚と比べると、やや神経質で、飼育方法に絶対性がなく、

水とかバクテリアとかソイル(水槽の底に敷く土)とか、

いろいろ考えていかないと、上手く殖えてくれないんです。

 

それゆえに、需要と供給のバランスが取れて、

たかがエビ、されどエビで、ビジネスにもなるわけなんですね。

抱卵 レッドビー

 

さあしかし。

それにしても、業界にもいろんな人がいました。

変な人、めんどくさい人、ややこしい人。(笑)

ブログに札束の写真載せてた人や、新築から水槽部屋作った人、

投資で100万円分買った人、FCの三重ですら、いろんなところから、

エビにまつわる儲け話的な電話がかかってきてました。

 

皆、どうにかしてエビで一山当てたいと。

そう考える方が出てくるのは自然な流れだったのだと思います。

今でも、新規のお客様、副業的に始めたい方が後を絶ちません。

 

 

でもですよ。

でもですよ。(笑)

 

なぜ殖えないのか?

あえて、もう一度言います。

最初からスジのいい人は確実にいてるんです!

でも私の主観では7割以上は、低空飛行。

なかなか思うように殖えない人たちでしょう。

 

結果どうであれ、自分の思うように殖えたり、収入を得たり、

時には調子崩して全滅させたりしながらも、またリトライされて、

レッドビーシュリンプで楽しめてる方は、何の問題もございません。

そのままのスタイルが一番でしょう。

 

ですが、いや待ってくれと。

殖えてくれやんと困るし、『今までいっぱいお金つぎ込んだ』(笑)

とモヤモヤしてる方が実践するポイントは?

 

ちなみに、三重店主の私。

エビ、上手に継続的に、全く殖やせないタイプです。(笑)

偉そうなことは何にも言えません。

あしからず。

ただ、中堅的な立場と、それなりの経験から進言させていただくだけ。

その上で、言っておきたいことが十ヶ条。

 

ローキーズ三重2081122

 

あ!

ちなみにあのソイルが必須アイテムだとか、

そういった具体的なキーワードは書きません!

なぜなら、正直なところ、そんなのないからです!!!

エビの世界、確信のない曖昧な理論が多すぎ。(笑)

 

さて。

では。

 

その1。

ズボラ(なまくら)ではダメ。

飼育水は週1回、一例として約2割交換。

しっかり抜いて足す、これ大事かも。

今日は仕事遅かったから明日にしよう・・・

これダメですよ。

殖えてる方、丁寧かつルーティンに厳しいんです!

 

その2。

餌はこだわるな。

ローキーズの餌だけで良い(笑)

もとい。

金魚のエサでもザリガニのエサでもいいです。

最低限、明らかにエビが群がるエサを与えておればOK。

あれもこれも買わない。

エサを5種類以上揃えるくらいなら、

その分、エビちゃんを増やしたほうが、

爆殖への近道です。

 

ローキーズ三重のヤフオクはこちらから!

ヤフオク 明日のエビ

 

その3。

ソイルは大事。

これで全てが決まると言っても過言ではない。

されど。

だけど。

新しいソイルや、自分だけの組み合わせを発見しようとしたり、

新製品にすぐに乗り換えたり、何でもかんでもリセットしすぎないこと。

まあ楽しければいいんですけどね。(笑)

 

その4

水槽を増やすのは一本の水槽がエビちゃんいっぱいになってから。

よくいるんです、男子の夢なんです、男子のサガなんです。

同じサイズの水槽ずらっと並べて、ろ過も統一したり。

それに伴う水槽台の過剰設置も危険ですね。

これまでいっぱいおられました。

立派な水槽台、水槽ズラッといっぱい並べ、エビちゃん少々な人(笑)

 

もちろん、何が起こるかわからないエビ飼育なので、

避難先として、メインとサブ、そして予備の3本くらいは範囲内。

 

そして、その5

各ブリーダーやら血統ごとに水槽を分けすぎない。

さっきの水槽数の話から繋がるんですが、

三重店主も男子なので、この気持ちはよく分かるのですが、

最低限はしょうがない。

ですが、分けすぎるより、一個で殖やしたほうが確率は高まるはず。

まあ、全部の水槽がエビちゃんいっぱいならなんの問題もナッシング。

 

その5

ポイントはエビを健康に大きく育てる。

もうすぐ死ぬんちゃう?って思ってもそこから結構生きます。

繁殖能力の高い、健康な成エビの購入&成長促進に注視するべし。

大きいエビは丈夫、卵も多い、よく抱卵する、稚エビも多し!!

 

その6

日々の観察。

ツマツマ具合をチェック。

エビはこれをしていれば大丈夫。

エビはいつもあちこちツマツマしながら、

食べては糞を垂れ流す。

そんな営みの日々だから。(笑)

ちゃんと動いているのか?

ここが非常に重要です。

初心者の方でもここがバロメーター。

 

『放っておいたら増えるよ」

そう言い放つブリーダーの方がいますが。

放置は大事ですが、本当のほったらかしではエビは殖えません。

十中八九、調子を崩す水槽が出てきますので、そのサインを見逃さない。

その時は早期対策。

その水槽は隔離、ほとぼりが覚めればまた使えます。

バクテリアが関係した感染症というのか、いろいろ言う方いますが、

特効薬はなく、日々エビちゃんの死に目に会い、非常に辛いです。

ツマツマが止まりだしたら要注意。

明日のえび

 

その7。

しのごの言わない。

細かいことをあれこれ言わない。

要は神経質になりすぎるな!

そういうことです。

 

それから、その8

リセットは幻想。(三重店主の名言)

明らかに立ち上がりが遅い、いつもと違う水槽は

潔くやり直したほうがいいですが、ゲジが湧いた、ミズミミズの発生、

これらのことでリセットは非経済。

立ち上げてから時間が経過した水槽は貴重です。

4年くらいまで工夫次第で持つはずですから。

ですが推奨リセットは1年半くらいかな。

新しくすることは悪いことではないので。

エビちゃんは新しい水とか流木とか好きですし。

 

そして最後、その10

げんをかつげ。

添加剤をあれもこれも入れずに、信じた少数精鋭のみ活用。

あれこれ入れても効果もわからなくなる。

個人的には『アルティメットバクター』が好き。

でもしかし、なんの根拠もありません。

飼育器具もゲンを担ぎ、実績のあるものを末長く。

 

そして、最後に。

経験値がモノを言うのも確か。

どれくらいか経つと、妙に上手くなる方が確実にいます。

こうなると実に強い。

ブレずに自分の飼育方法を実践し続けるのみ。

ブリーダーの方の飼育方法は参考までに!

 




広島レッド ローキーズ三重

 

こんな感じかな。

軽いなあ。

大丈夫かな大作。(笑)